お客様を守る小さなボタン
横浜市営交通の取組とそこに込める思いを発信する“100の一歩”。今回は電気区信号通信掛の業務をご紹介します。電気区信号通信掛では、地下鉄を安全に運行させるのに必要な信号設備の点検や、お客様への情報提供に欠かせない放送設備など、様々な設備を点検しています。
点検している装置は、信号設備だけで20種類、通信設備は26種類あり、これらの装置一つひとつについて、多岐にわたる点検項目ごとに、1か月から2年の周期で丹念に点検を行っています。
設備の中には、地下鉄の線路を切り替える「電気転てつ機」や地下鉄をダイヤ通り運行させる「運行管理システム」など、大きな設備もありますが、小さくても重要な設備もあります。
その一つが、トイレの個室に取り付けている『非常ボタン』です。
小さなボタンですが、お客様の急な体調不良で倒れそうになった時やトラブルが発生した際に、駅係員や周りの方にそのことを知らせることができます。
もし『非常ボタン』が壊れていたら、緊急事態が発生しているにも関わらず、初動対応が遅れてしまい、お客様をお守りすることが出来ません。
小さなものでも、お客様のために。
設備の大きさに関わらず、その先にどんな危険があるかを常に意識しながら、安全を確保するために、1つひとつ、しっかりと点検しています。
